食べ物は毒にも薬にもなる。

祖母との「食」に関する思い出です。

巻きずしと透析

数年前に亡くなった「祖母」も糖尿病で、晩年は入退院を繰り返していました。

病院食は当然、糖尿病患者のための食事が出されていたので、祖母の好きな食べ物が出ることは無かったです。

残りの人生も長くないわけだから、好きな物を食べさせてあげたい!って、私と母は思って、祖母の好きな「巻きずし」を時々買って行き、3人で一緒に食べました。祖母が食べるのは2つほどだけど、とても喜んでました。

知り合いの看護師長さんにそのことを話したら…
巻きずしを食べて悪化して、透析治療になる方が辛いんじゃないかと言われました。高齢者でも透析?と思ったけど、とても多いようですね。

誕生日と缶ビール

その後、祖母は施設に入居しました(その頃 祖父の介護もあり、てんてこまいでした)。

その施設では、祖母の誕生日に小さな「缶ビール」を出してくれました。何か食べたい物はないですか?と聞かれて祖母が「ビール」って言ったらしいw。

私も家族として参加し、私のことを時々しか思い出してくれない祖母と楽しい時を過ごしました。病院と併設している施設だから徹底されてたけど、特別な日には、特別なことをしてくれるんだと、嬉しくなり安堵しました。

あの「缶ビール」は忘れられないです。とても小さいやつだったけど、先生やスタッフの方が祖母の気持ちに答えてくれたのが何とも嬉しかったです。

(実際はアサヒスーパードライでした)

毒か薬か

韓ドラ『チャングムの誓い』のある場面です。

チャングムが医女修練を受けている最中、中薬を「毒と毒じゃないものに分けなさい」という課題が出されます。

チャングムは見事に分けたんですが、それは「不正解」。友達のシンビは「分けられない」と書いて「正解」でした。使い方や量によってどれもが「毒にも薬にもなる」ということを、師匠は教えたかったのです。

***

毒にも薬にもなるんですよね。食べ物は。
食べることは嬉しいことであり、危険なことでもある。生きることにも、死ぬことにも繋がっている。色んな失敗をしながら、後から後から気付く。「毒と薬」が紙一重なら、「失敗と成功」も紙一重ですね。

経験を増やしながら、そのさじ加減・塩梅がわかっていくんでしょうね。
よし、今日も恐れずに失敗するぞ。

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