6月の二十四節気は「芒種」と「夏至」【二十四節気七十二候】

6月の二十四節気は「芒種」と「夏至」

【この節気頃の旬】紫陽花・すいかずら・うつぼぐさ(植物)/梅・トマト・らっきょう・おくら・赤紫蘇・みょうが・夏みかん・あいなめ・すずき・鮎・かんぱち・はも(食)/蛍(昆虫)青時雨・半夏雨(天候)/田植え祭・父の日(行事)/田植え祭・父の日・京都祇園祭(行事)

「芒種(ぼうしゅ)」 二十四節気の9番目

●2018年6月6日
・2019年6月6日
・2020年6月5日
●暦便覧「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」

「芒種」の七十二候

●初候:螳螂生(とうろうしょうず)※螳螂が生まれ出る(蟷螂=カマキリのこと)
●次候:腐草為蛍(ふそうほたるとなる)※腐った草が蒸れ蛍になる
●末候:梅子黄(うめのみきなり)※梅の実が黄ばんで熟す

次の「夏至」までの間、約5日毎に変わります。

芒種とは、「芒(のぎ)」を持つ植物の「種」を蒔く時期のことです。「芒」は、イネ科の植物の先端の棘状の突起のこと。麦は穂先の細い毛がわかりやすいけど、籾もよく見てみると先から細い芒が出てたりします。

暦の上では6月11日ごろに「梅雨入り」とされています。梅の実が熟すころなので「梅雨」という説と、湿気が多くてカビがはえることから「黴雨(ばいう)」と呼ばれて、音が同じ「梅雨」となったと言われる説もあるようです。

湿気は体には大敵なので、上手く調節しながら過ごしたいものです。体内の余分な水を出すには「ハトムギ」や「とうもろこしの髭茶」などが良いようです。食品も傷まないように、最善の注意を払いたいですね。

余談(のぎ辺:禾)

ついでに、漢字の「のぎ辺:禾」は穀物の総称。禾の付く漢字は、穀物や農業に関わっているらしい(穂・獲・税・秋)。「穢(けがれる)」は、雑草が生い茂るという意味。

「禾と芒」は、同じ読み方で、同じように穀物を意味しています。芒は棘状の突起のことで、禾は穀物全般のことなんだろうか……? 芒が、音から「ノ+木」で禾になったのかな?

ちょっと調べてみましたが、はっきりわかりませんでした<(_ _)>。

「夏至(げし)」二十四節気の10番目

●2018年6月21日
・2019年6月22日
・2020年6月21日
●暦便覧:「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」

「夏至」の七十二候

●初候:乃東枯(ないとうかるる)※夏枯草が枯れる
●次候:菖蒲華(しょうぶはなさく)※あやめの花が咲く
●末候:半夏生(はんげしょうず)※烏柄杓が生える

次の「小暑」までの間、約5日毎に変わります。

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72候の末候:「半夏生」は、夏至から数えて11日目とされていましたが、現在では「天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日」となっているようです。2017年は「7月2日」で、そろそろ「梅雨明け」する頃となります。昔は水路も無かったので、梅雨の雨水を利用して田植えをし、半夏生までに田植えを終えるとされていたようです。

(「半夏生」:夏至の頃に花を付けると言われている)
※写真は「半夏生」で、「烏柄杓(カラスビシャク)」はまた違う植物です。

★一番昼が長く夜が短い日:夏至は一年で一番、昼が長くて夜が短い日。陽のエネルギーが、長い時間そそがれる日ですね。「陽の気」のパワーを浴びて、心を開放させるのも良さそうです。

★夏至の食べ物:夏至の「旬」はあまりピンと来ませんが……関西では「タコ」を、関東では「小麦餅」を食べる風習があるそうです。「タコ」は、田植えした苗がしっかり地に根付くようにとの祈りを込めて。「小麦餅」はお供えしたり食べたりするそうです。地域によっては「半夏生餅」と呼ばれるらしい。田植えが終わってから食べるんでしょうかね。

薬膳では、6月は陽気の旺盛な季節なので「平性・涼性」の食材や中薬を摂るといいよと教えて頂きました。7月は「涼性・寒性」のものを。個々の体調によるので「冷え症」の方は、冷たいものは控えめに、体温調整した方がいいですね。

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